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「ひとひらの花びら」その1(テーマ:三部作/1)

2009.04.09【 ショート・ショート

  駅から大学までは、桜並木が続いている。  その桜は満開を過ぎて、早くも散り始めていた。  掲示板の前に立つ女子学生の、肩先でくるんとはねた髪に花びらをみつけて、谷山圭太は、そっと手を伸ばした。  掲示に見入っていた彼女が、その気配を感じ取って、訝しげに振り返る。  まともに視線が合ってしまった圭太は慌てたが、相手からの責めるような言葉はなかった。  戸惑う彼女をみつめて、圭太は弁解する。 「髪に、桜の...全文を読む

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「ひとひらの花びら」その2

2009.04.10【 ショート・ショート

 (昨日のつづき) 昼時を少し過ぎた学食は、それでもまだ混んでいる。  圭太と真由は、B定食を前に、向かい合っていた。  お腹は空いていた筈なのに、2人とも箸はすすまない。途切れがちな会話に、はらはらしながら、近くにいた上級生が懐かし気にそっと見守っている。  もうこれ以上は無理、と真由が箸を置いたのを見て、圭太も箸を置いた。 「…俺、さ。Y予備校へ通ってたんだ。夏期と冬期」  真由が、圭太の顔をみつめた...全文を読む

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「止まっていた時間」その1(テーマ:三部作/2)

2009.04.26【 ショート・ショート

  彼女とは知らずに、声を掛けた。  振り返った顔を見て、息が止まるほど驚いた。  あれこれ考えていた言葉は、何一つ出てこなかったけれど、どれも必要なかった。  桜の花びらが、2人を結びつけてくれたんだと思う。  彼女と初めて会ったのは、大学受験の夏期講習の時だった。 前回の模試は、さんざんだった。  今回だって、部活を引退して間もないし、受験勉強なんてほとんどしていないから、絶望的だ。 「おい、圭太。何...全文を読む

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「止まっていた時間」その2

2009.04.27【 ショート・ショート

 (昨日のつづき) 冬期講習も、同じ予備校へ通った。  彼女の姿をみつけた時は、なんだか嬉しかった。  一度だけ、制服姿を見た。私立の女子高。中学からそのまま上がる子が多いらしいから、彼女もそうなのかもしれない。  名前も知った。  友人たちが、真由、と呼んでいたから。  でも、彼女に声を掛けることはしなかった。  向こうは、俺に気付いていない。女子校育ちなら、いきなり知らない男に声を掛けられても、うざが...全文を読む

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